生田信 (IKUTA Nobu)
生田信(いくた のぶ、1885年 - 1950年)は、明治末期の測量助手。
略歴
静岡県千頭(現在の川根本町)の出身。
山に強かったことから、1907年(明治40年)に行われた劔岳での測量プロジェクト(団長:柴崎芳太郎)に助手として参加。
観測結果の記録などを担当した。
登頂後、帰郷して結婚。
行商を経て1928年(昭和3年)に家庭用品販売店を創業。
1950年に亡くなるまで従事した。
その他
新田次郎の「劔岳 点の記」では、若気の至りで柴崎や宇治長次郎(案内人)らをせかすも、苦難に直面することで謙虚さの必要性を学び、最後は仲間を認め合う男として描かれている。