石川理紀之助 (ISHIKAWA Rikinosuke)

石川理紀之助(いしかわ りきのすけ、1845年(弘化2年) - 1915年(大正4年))は、秋田県生まれ。
老農(篤農家)・農業技術指導者。
「聖農」と称えられ、「寝ていて人をおこす事なかれ」のことばを残したことで知られる。

来歴・業績
江戸時代末期から明治・大正にかけて活躍し各地の農業を指導した。
秋田県仙北郡の一貧村を救済・更正指導した。
そのほか、2県8郡49町村の部落において産業・経済はもとより地理・歴史・人情・習慣についての全般的調査を行い、それに基づいて総合的な将来計画「適産調」を立案した(1896年 - 1902年)。

「井戸を掘るなら、水の湧く(沸く)まで掘れ」という彼の言葉は、2008年1月18日に福田康夫内閣総理大臣の施政方針演説の中で引用された。

著書
『老農晩耕録』(1916年刊) - 前記仙北郡での実践記録。

『適産調要録』(1917年刊) - 「適産調」での実績を踏まえ未実施地域での調査を推奨したもの。

「耕作会」『日本農書全集 第63巻 農村振興』佐藤常雄編集(農山漁村文化協会、1995年)ISBN 4-540-94013-9 - 開催した農業研究会の記録。

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