道摩法師 (Doma hoshi)
道摩法師(どうまほうし)は平安時代、一条天皇の頃の大呪術師。
江戸時代の地誌『播磨鑑』によると播磨国岸村(現兵庫県加古川市西神吉町岸)の出身とされる。
陰陽道の祖とされる安倍晴明とライバル関係にあり、式神対決で晴明に敗れ、播磨国へ追放された。
一般的には、蘆屋道満(あしや どうまん、蘆屋は芦屋とも書く)として知られる安倍晴明のライバル。
晴明に勝るとも劣らないほどの呪術力を持つ。
安倍晴明が藤原道長お抱えの陰陽師であったのに対し、蘆屋道満は藤原顕光お抱えの陰陽師であった。
また、道摩法師と蘆屋道満は別人であるという説も存在する。
安部の『金烏玉兎集』を盗写したという伝説は、のちに浄瑠璃、歌舞伎に脚色された。