鈴木成高 (SUZUKI Shigetaka)
鈴木 成高(すずき しげたか、1907年 - 1988年)は、日本の西洋史学者(専門は西洋中世史)。
京都学派の一人。
正五位勲等瑞宝章。
略歴
1907年(明治40年)生れ。
京都大学文学部史学科卒業。
戦前は第三高等学校 (旧制)教授、京都帝国大学准教授を歴任。
戦時下には大東亜戦争(太平洋戦争)を「世界史の哲学」の立場から思想的に位置付けようと試みた「世界史的立場と日本」座談会や「近代の超克」座談会に出席。
戦後、思想的事由により不適格と判定され京都大学を離れる。
その後、早稲田大学教授、同名誉教授を歴任。
1988年(昭和63年)没。
高坂正顕、西谷啓治、高山岩男と共に「京都学派四天王」と呼ばれる。
この四人は1942年(昭和17年)から翌年にかけて『中央公論』誌上で三回にわたり掲載された「世界史的立場と日本」座談会(「世界史的立場と日本」昭和十七年一月号、「東亜共栄圏の倫理性と歴史性」昭和十七年四月号、「総力戦の哲学」昭和十八年一月号)の出席者である。