開成 (僧) (Kaijo (priest))

開成(かいじょう、神亀元年(724年) - 天応 (日本)元年10月4日 (旧暦)(781年10月29日)は、奈良時代の僧。
父は光仁天皇で、桓武天皇の庶兄。
摂津国勝尾寺の開基と伝えられる。

765年(天平神護元年)宮中を出て勝尾山に入って禅居し、善仲・善算の二人の師に出会って出家・受戒した。
両師の発願した大般若経書写の遺志を継ぎ、八幡大菩薩の加護を受けて6年の歳月をかけて完成させたという。
勝尾山中にその経を安置する道場を建立し、弥勒寺(勝尾寺)と号したという。

781年(天応元年)に58歳で没し、大阪府箕面市の明治の森箕面国定公園内の開成皇子墓に葬られた。

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