高葛陂 (KO Kappa)

高葛陂(高葛坡、こう かっぱ、1724年 - 1776年)は、江戸時代中期の漢詩人・儒学者。
名は峻。
字は伯起(たかおき)、維岳、道昂。
通称は嘉右衛門、小左衛門。
葛陂(葛坡)は号。
別号は伊斎。
先祖は明代末に日本に来た中国人。
晩年に姓を王に改めた。

経歴

享保9年に大阪で生まれた。
育ちは江戸下総葛飾。
石島筑波に師事した。

父の死後、定住せず各地を放浪。

放浪の間に京都を何度も訪れ、富小路二条上ルにて私塾を開いた。
私塾には池大雅・与謝蕪村・大典顕常・菅茶山などが通っていた。

皆川淇園・龍草廬・岡崎盧門・韓天寿・高芙蓉など当時の著名な儒学者・漢文学者との交流があった。

漢詩を収めた『葛陂先生枖杜集』を著した。
著書の多くは残存せず、儒学者としての業績を知る資料は少ない。

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