仏御前 (Hotoke-gozen)
仏御前(ほとけごぜん、平治2年 / 永暦元年(1160年) - 治承4年(1180年))は平安時代末期の白拍子。
加賀国の生まれ。
生涯
平治2年/永暦元年(1160年)に加賀国原村(現小松市)に生まれる。
幼少期から仏教を信心し、「仏御前」と呼ばれる。
仏御前14歳の承安 (日本)4年(1174年)に京都に上京し、白拍子となる。
その後京都で名を挙げ、当時の権力者であった平清盛の屋敷に詰め寄る。
その当時は白拍子の妓王が清盛の寵愛を集めていたので追い払われるが妓王の誘いにより、清盛に舞を見せ一気に寵愛を集めた。
この物語は平家物語(第一巻 6「祗王」)に登場する。
3年後の仏御前17歳の安元3年 / 治承元年(1177年)に清盛の元を離れ出家し、嵯峨野にある祇王寺に入寺する。
往生院には仏御前の登場により清盛から離れた妓王とその母・妹がおり、同じく仏門に励んだ。
その後、翌年の治承2年(1178年)に故郷の加賀国に帰郷し、治承4年(1180年)に没した。
墓所は小松市原町にある。