吉良義堯 (KIRA Yoshitaka)
吉良 義堯（きら よしたか、生没年不詳）は、戦国時代_(日本)の武将。
本姓は源氏。
家系は清和源氏の一家系 河内源氏の棟梁 鎮守府将軍源義家の子 源義国を祖とする足利氏の一門 吉良氏。
吉良義元の嫡男。
西条城主。
西条吉良氏（上吉良）6代目。
幼名は珍王丸、仮名は三郎。
左兵衛佐と称す。
妻は後藤平太夫の娘。
子は吉良義郷、吉良義安、吉良義昭。
父義元が家督を継ぐことなく永正13年（1516年）以前に没したため、同年10月4日、祖父吉良義信から家督を譲られる。
永正16年（1519年）に元服、同年10月14日、将軍足利義稙に対し元服の礼物を献上している。
これが京都における西条吉良氏の消息の最後である。
この直後、義稙が失脚し京都を追われた。
そのため、祖父義信の頃から義稙派であった西条吉良氏は、京都での立場を失い、吉良荘に戻り領国経営に専念したと思われる。
遠江国引馬荘（静岡県浜松市）は南北朝時代 (日本)から吉良氏の領地であったが、駿河国今川氏の侵攻に遭った。
代官である大河内貞綱・巨海道綱兄弟は斯波氏と結んで、これに対抗していた。
しかし、義堯が家督を継いで間もない永正14年（1517年）8月19日、今川氏親により拠点である浜松城を落とされ揃って戦死。
吉良氏は遠江の所領を失うこととなった。
義堯の没年月日は不詳。
法名は乾福院殿通山是公大居士。