成尋阿闍梨母 (Mother of Jojin Ajari)

成尋阿闍梨母(じょうじんあじゃりのはは、永延2年(988年)? - 没年不詳)は、平安時代中期の女流歌人。
源俊賢の娘とされるが、京都大雲寺の縁起によれば、堤大納言の娘とされる。
陸奥守藤原実方の子貞叙に嫁し、僧成尋・成尊ら2子を生む。

夫とは1014年~1015年頃、早くして死別。
家集「成尋阿闍梨母集」は、中国(宋 (王朝))へ渡る子の成尋を思う母親の心情を詠んだものとして有名である。
この歌集は日記的なもので、1073年(延久5年)5月で終わっていることから、これ以降に没したとみられている。

[English Translation]