林滝野 (HAYASHI Takino)
林 滝野(はやし たきの)は、与謝野鉄幹、正富汪洋の妻。
山口市徳地の生まれ。
徳山女学校(のちの山口県立徳山高等学校)に在籍時に、当時そこの教師であった与謝野鉄幹と恋愛関係に陥り、同棲、一子萃(あつむ)を設ける。
のち、二人で東京に出奔。
鉄幹の二度目の妻となる。
鉄幹とともに雑誌「明星」を創刊。
初期の編集発行人の1人になる。
のち、鉄幹の心が与謝野晶子に移ると共に、鉄幹に愛想を尽かし、1901年(明治34年)離婚。
その後、正富汪洋と結婚。
このとき、正富が住んでいた家は、作家、樋口一葉の元居宅(丸山福山町4番地、その後、森田草平もここに住んだ)である。
文学碑
林滝野の出生地に文学碑がある。
碑文「詩天九重、与門大学」は堀口大学によるもの。
所在地は山口県山口市徳地伊賀地。