淳武微子 (Junmumishi)

淳武微子(じゅんむみし、生没年不明)は、日本の飛鳥時代の人物である。
淳武止(じゅんむし)とも書く。
百済の人で不破氏の祖。
672年の壬申の乱で大海人皇子側(天武天皇)についた。
直大参。

『日本書紀』の持統天皇5年(691年)5月21日条に、壬申の年の功の褒賞として直大参の位と絁(あしぎぬ)と布を与えられたとだけ見える。
別に『新撰姓氏録』には不破勝の祖先が淳武止であると見え、淳武止は淳武微子と同じと思われる。
美濃国不破郡は大海人皇子の軍勢の集結地であったから、淳武微子は百済滅亡を機に不破に住み着き、大海人皇子の軍に加わったのではないかと推測される。

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