湛慶 (Tankei)
湛慶(たんけい、 承安 (日本)3年(1173年) - 建長8年5月19日 (旧暦)(1256年6月13日))は、鎌倉時代の仏師。
運慶のもうけた男子は皆、仏師になったが、なかでも嫡男の湛慶は、運慶、快慶とならぶ大家として知られる。
京都・妙法院蓮華王院本堂(三十三間堂)本尊の千手観音の巨像は、銘文から、湛慶最晩年の82歳の時に完成したことが知られる。
三十三間堂の本尊の左右に林立する千体(正確には1,001体)千手観音立像中にも湛慶作の銘をもつものが数体ある。
代表作
木造千手観音坐像 - 妙法院・三十三間堂本尊(京都府京都市)、国宝
木造毘沙門天及び両脇侍立像 - 雪蹊寺(高知県高知市)、重要文化財
木造善妙神立像・白光神立像 - 高山寺(京都市)銘記はないが湛慶の作と推定されている。