源景明 (MINAMOTO no Kageakira)
源 景明(みなもと の かげあきら、生没年不詳)は、平安時代中期の官人・歌人。
光孝源氏是忠親王流。
源兼光の子。
右衛門尉・長門国守などを務め、従五位下に至った。
源兼澄や中務らの歌集に彼の名前が見え、彼ら有名歌人とも交流があったと推測される。
藤原頼忠の依頼で歌を詠んだこともあり、その時の歌が『拾遺和歌集』(歌番号173及び243)に収録されている。
『拾遺和歌集』に6首、『新古今和歌集』(歌番号1066)に1首入集している。
あるかひも なぎさに寄する 白波の まなく物思ふ わが身なりけり (『新古今和歌集』恋一)