源満国 (MINAMOTO no Mitsukuni)
源 満国(みなもと の みつくに、生没年不詳)は、平安時代中期の武将。
源満快の長男。
兄弟に行頼、頼季(源頼平と同一人物とも)らがあり、子に源為満がある。
『尊卑分脈』の記述による官位は従五位下、伊豆国掾、遠江国介、甲斐国守。
詳しい事績は不明であるが、永延元年(987年)頃、摂津国能勢郡に宿野城を築いたとされる。
また長徳年間(995年 - 998年)頃、勅命に背いたとして三河国に配流され、同国刈宿(愛知県西尾市刈宿)の地に亡き母の菩提を弔う為の寺院(現在の常福寺)を建立したという伝承が存在している。
従兄弟にあたる源頼信の娘を嫡子・為満に娶らせ、河内源氏と姻戚関係を結んだ。
なお、伝承に登場する満国は「多田満国」と多田姓で呼称されている場合が多い(理由は不明)。