秦綱手 (HADA no Tsunate)

秦綱手(はだのつなて、生年不明 - 天武天皇9年(680年)5月21日)は、日本の飛鳥時代の人物である。
旧仮名遣いでの読みは同じ。
姓(カバネ)は造、死後に忌寸。
672年の壬申の乱で大海人皇子(天武天皇)の側についた。
贈大錦上。

秦氏は渡来系の氏族である。
『日本書紀』が壬申の乱を記述するくだりに綱手の名は現れない。
天武天皇9年(680年)5月21日に死に、壬申の年の功により大錦上の位を贈られた。
それから16年後の持統天皇10年(696年)5月3日に、大錦上秦造綱手が忌寸の姓を与えられた。
事情は不明だが、遺族の申請によるものかと推測する説がある。

[English Translation]