細川定禅 (HOSOKAWA Jozen)

細川定禅（ほそかわじょうぜん、生年不詳 - 1339年（延元4年/暦応2年）？）は、鎌倉時代から南北朝時代 (日本)にかけての武将。
細川頼貞の子で、細川顕氏の弟に当たる。

彼ははじめ鶴岡八幡宮若宮の別当であった。
その後兄の顕氏や従兄弟の細川和氏と共に足利尊氏に仕えた。
1335年、中先代の乱では尊氏に従って功績を挙げた。
その後、尊氏の命を受けて四国・中国の国人衆を糾合した。
翌1336年1月、尊氏の京都乱入と同時に攻め入り、武功を挙げている。
同年2月、顕氏や和氏と共に再び四国に渡海し、同地の諸大名や国人衆を糾合する。
5月の湊川の戦いにも参戦して武功を挙げている。
その後も畿内における南朝 (日本)勢力と戦って多くの武功を挙げたが、1339年8月の記録を最後に史料から姿を消した。
一説には、この直後に死去したとも言われているが定かではない。