背奈行文 (SENA no Yukifumi)
背奈 行文(せな の ゆきふみ、生没年不詳)は奈良時代の歌人、明経道。
背奈福徳の子。
武蔵国国司高倉福信の叔父とされる。
正六位・大学寮。
高句麗王族の渡来人背奈福徳の子。
聖武天皇の功臣で、初め、武蔵国高麗郡に住した。
のちに上洛し、学問的教養を生かして貴族となった。
消奈行文大夫(せなのぎょうもんのまへつきみ)として、『万葉集』に1首と『懐風藻』に五言詩を2首残している。
作品
奈良山の 児の手柏の 両面に かにもかくにも 佞人の徒 (『万葉集』(巻16-3836))