能世国能 (NOSE Kuniyoshi)

能世 国能(のせ くによし、生没年不詳)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武士。
源国基(能勢国基)の次男。
兄弟に国康、基直があり、子に田尻重綱(田尻冠者)、能世保頼(能世蔵人)、仲経、高行がある。
官位は従五位下、判官代。
号は「能世判官代」。

父より能勢氏の惣領を継承し京武者として朝廷に出仕する一方、御家人の列にも加わったとされる。
『吾妻鏡』建久6年(1195年)3月10日 (旧暦)条の東大寺供養に随行した「野瀬判官代」。
確証はないものの、年代や通称などから国能を指すと比定されている。

後代、子孫も在京御家人として活動したことが史料上の所見より明らかにされている。

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