良岑清風 (YOSHIMINE no Kiyokaze)
良岑 清風(よしみね の きよかぜ、生年不詳 - 863年5月10日(貞観 (日本)5年4月15日 (旧暦)))は、平安時代の貴族。
カバネは朝臣。
桓武天皇の皇子である良岑安世の第三子。
兄弟に遍照などがいる。
経歴
良岑清風は桓武天皇の孫。
父は桓武天皇の皇子で大納言贈従二位であった良岑安世である。
承和 (日本)初年に内舎人に任ぜられ、同5年に下野国掾となる。
その後内匠少允や伊勢国大掾を経て嘉祥2年1月に従五位下に叙せられる。
公卿となった後も加賀国介、左馬助、左近衛少将、美濃国介、播磨国権介などを歴任する。
天安 (日本)元年、母の喪に服するため職位を解かれるが、その後再任されて正五位下に叙せられる。
貞観2年、美濃守となり従四位下を授かった。
2年後には美作国守、その翌年には近江国権守へと転任したが、赴任先で間もなく没した。