芝祐泰 (SHIBA Sukehiro)
芝 祐泰(しば すけひろ、1898年3月19日 - 1982年10月10日)は、雅楽家、東京生まれの日本芸術院会員である。
古代以来の宮廷雅楽師狛氏の一族で、鎌倉時代の芝真葛より分かれた。
父は芝祐夏(1859-1928)、長男は芝祐久、次男が東京芸術大学教授の芝祐靖。
履歴
1921年:宮内省雅楽練習所を卒業。
1923年:東洋音楽学校講師に就任。
1925年:宮内省楽部教授となる。
1928年:昭和天皇即位の礼で神楽歌を奏する。
1932年:伊勢神宮神部署雅楽教授。
1947年:宮内府技官に任命。
1948年:日本芸術院賞受賞。
1950年:宮内庁楽長、日本芸術院会員となる。
1955年:国立音楽大学教授に就任。
1965年:芸術院第三部長に就任。
1968年:勲三等旭日中綬章を授かる。
著述
雅楽 第1-2集 竜吟社 1955-56
五線譜による雅楽歌曲集 国立音楽大学出版部 1964
雅楽通解 国立音楽大学出版部 1967
五線譜による雅楽総譜 巻1-4 カワイ楽譜 1968-1972