藤原成子 (FUJIWARA no Nariko)
藤原 成子(ふじわら の しげこ、生年不詳 - 安元3年3月11日 (旧暦)(1177年4月5日))は、平安時代後期・後白河天皇後宮の女官。
閑院流大納言藤原季成の娘。
別名高倉三位局。
六条天皇の乳母。
藤原璋子の姪で、後白河天皇とは従姉妹にあたる。
邸宅が三条高倉にあったことから、高倉三位と呼ばれた。
天皇の即位前から10年余にわたって寵愛を受け、守覚法親王、以仁王、亮子内親王(殷富門院)、式子内親王、好子内親王、休子内親王ら二男四女を相次いでもうけた。
しかし平滋子のように正式な妃(女御)として重んじられることはなかった。
安元3年(1177年)、従三位で薨去。