藤原輔公 (FUJIWARA no Sukekimi)
藤原輔公(ふじわら の すけきみ、生没年不詳)は、平安時代中期の貴族。
藤原北家魚名流。
参議藤原安親の孫。
備中守藤原清通の子。
従四位・右馬頭。
寛仁年間(1017年~1020年)に大和守を務めた。
逸話
寛弘年間(1004年~1013年)に大和国の国司であった藤原輔公は、山城国・大和国・伊賀国にまたがる荘園の地主であったにもかかわらず租税を納めていなかった藤原清廉に対し、弱点であるネコを呼び寄せて年貢を納めさせたという。
但し、この逸話が真実かどうか、あるいは実在した藤原輔公に纏わる話なのかについては定かではない。