藤原黒麻呂 (FUJIWARA no Kuromaro)

藤原 黒麻呂(ふじわら の くろまろ、生年未詳 - 弘仁元年(810年))は、奈良時代末期から平安時代初期の廷臣。
藤原南家の出身で、藤原巨勢麻呂の次男。
母は山背王の娘。
兄弟に藤原真作、藤原伊勢人、藤原貞嗣らがある。
従四位下、周防国守、因幡国守、上総国介。

近江国に生まれる。
宝亀5年(774年)に上総介となり、現地に赴任。
「朝野群載」によれば、近辺の原野を開墾して牧野とし「藻原荘」として成立させたとされる。
この藻原荘が、現在の千葉県茂原市の起源であると言われている。

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