西園寺実氏 (SAIONJI Saneuji)
西園寺 実氏(さいおんじ さねうじ、建久5年(1194年) - 文永6年6月7日 (旧暦)(1269年7月7日))は、鎌倉時代前期の公卿。
父は西園寺公経。
子に西園寺公相。
通称は常盤井相国。
親鎌倉幕府の公家として知られ、源実朝が暗殺された鶴岡八幡宮での右大臣拝賀の儀式にも参列している。
また、承久の乱の際には後鳥羽上皇の命で父とともに幽閉された。
寛元4年(1246年)には太政大臣となった。
続いて関東申次・院評定衆も務める。
女の大宮院が後嵯峨天皇に入内し、後の後深草天皇・亀山天皇両天皇を生んだ。
また、西園寺公子も後深草天皇に入内して皇后となっている。
なお、続後撰和歌集、続古今和歌集、続拾遺和歌集には歌が収録されている。