観世元信 (KANZE Motonobu)
観世 元信(かんぜ・もとのぶ、1931年8月8日-)は日本の能楽師。
能楽観世流囃子方大鼓方十六世宗家。
日本能楽会会員。
概要
1931年 囃子方大鼓方観世元継の長男として東京に生まれる。
1946年 祖父の囃子方大鼓方十五世宗家観世元規が死去し、宗家を継承。
1947年 「岩舟」で初舞台。
1950年 学習院大学文学部に入学。
1952年 東京藝術大学非常勤講師となる。
1954年 学習院大学文学部文学科国文学専攻卒業。
同年初めての能楽使節団の一員としてイタリア・ビエンナーレ演劇祭に参加。
1959年 「石橋大獅子」を披見。
「道成寺」・「乱」・「石橋」等の大曲・秘曲を含め数多くの舞台を勤める。
メキシコ・アメリカ合衆国・中国の海外公演に参加。
1989年 東京藝術大学客員教授。
1999年 東京藝術大学を退官。
2002年 勲等旭日章受章。
2007年 第28回観世寿夫記念法政大学能楽賞・第18回催花賞受賞。
このほか国立能楽堂養成会主任講師・能楽宗家会理事・日本能楽会理事等を歴任。
中央・地方各地で活動し囃子方を育成している。