丹波口駅 (Tanbaguchi Station)
丹波口駅(たんばぐちえき)は、京都府京都市下京区中堂寺南町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線(嵯峨野線)の鉄道駅。
山陰本線以外にも、梅小路駅からの東海道本線貨物支線(通称:山陰連絡線)が乗り入れる(但し、現在同線を経由する定期列車は京都総合運転所~嵯峨嵐山駅間の毎日1往復の錆取り列車のみであり、旅客運行はない)。
同線は当駅の京都駅寄りで山陰本線に合流している。
ICOCA・Jスルー利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
JRの特定都区市内制度における「京都市内」の駅である。
かつての平安京の朱雀大路の跡を南北に走る山陰本線が、五条通(国道9号)と交差する位置にある。
駅名は京の七口の一つ「丹波口」に由来する。
駅構造
1面2線のプラットホーム形状と配置を有する行き違い可能な高架駅。
改札口は1ヶ所のみ。
ジェイアール西日本交通サービスが駅業務を受託する鉄道駅業務委託駅であり、早朝・深夜に窓口非営業の時間帯がある。
改札口には、いわゆる反転フラップ式案内表示機があり、その駅名には往年の山陰線長距離列車の名残を垣間見ることもできた(京都方面の行き先の表示は、京都方面の当駅に停車する営業列車が京都行きしかないため、パタパタ式ではなく「京都」に固定されていた)が、2008年2月頃に電光掲示板に代わった。
駅周辺
京都市中央卸売市場第一市場
京都リサーチパーク
島原遊郭跡(嶋原を参照)
マツモト_(京都府)五条店
五条通(国道9号)
千本通
この他、梅小路蒸気機関車館の最寄り駅にはなっているが、実際には南方へ800mほどの距離がある。
駅を北側に出た高架下に、京都-二条間高架化工事竣工の記念碑がある。
バスのりば
京都リサーチパーク前
バス停は駅前ではなく、駅から西へ徒歩2分の五条通沿いにある。
京都市営バス
32系統:(平安神宮経由)慈照寺行/(西京極経由)京都外国語大学行
43系統:烏丸駅行/久世橋東詰行
73系統:京都駅行/(西京極経由)洛西バスターミナル行
75系統:(堀川五条経由)京都駅行/(双ヶ丘経由)東映太秦映画村、山越行
80系統:(五条通経由)祇園、河原町駅 (京都府)行/(西京極経由)京都外大前行
京阪京都交通
21系統:京都駅前行/(新林センター、峰ケ堂町経由)桂坂中央行
27系統:京都駅前行/(国道沓掛、西桂坂経由)桂坂中央行
五条千本
上記の「京都リサーチパーク前」と同一の場所にある。
京都バス
歴史
1897年(明治30年)4月27日 京都鉄道の駅として開業。
1907年(明治40年)8月1日 京都鉄道の国有化。
1918年(大正7年)9月10日 東海道本線貨物支線が開通。
1927年(昭和2年)12月1日 京都市中央卸売市場への専用鉄道が開通。
1976年(昭和51年)3月16日 高架駅化・北へ500メートル移転。
貨物取扱業務を新設の京都市場駅へ移管。
1984年(昭和59年)2月1日 京都市場駅廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
隣の駅
西日本旅客鉄道(JR西日本)
■嵯峨野線(山陰本線)
■快速
通過
■普通
京都駅 - 丹波口駅 - 二条駅
■東海道本線支線(山陰連絡線、旅客運行なし)
梅小路駅 - 丹波口駅