丹波橋駅 (Tanbabashi Station)

丹波橋駅(たんばばしえき)は、京都府京都市伏見区桃山筒井伊賀西町にある、京阪電気鉄道京阪本線の鉄道駅。
本稿では奈良電気鉄道(並びに近畿日本鉄道)との共用時代に付いても記す。

駅構造
島式2面4線のプラットホームを持つ待避可能駅。
北口は地下駅舎となっている。
南口は橋上駅となっており、全てのホームにエスカレーター・エレベーター、出口にはエレベーターが設置されている。
近鉄京都線の近鉄丹波橋駅とは南口から連絡通路で結ばれており、乗り換え可能である。

北口は以前は地上駅舎で、ホームとは構内踏切で結ばれていた。

のりば

待避線への分岐がきつく、優等列車に連絡する列車が大きな音できしみながら発車する様子が見て取れる。
昼間時間帯には特急と普通(時間帯によっては準急)が土休日の午前中、夕方以降は特急or急行と普通が、平日の夕方以降は下り大阪方面行きはK特急と急行が、上り出町柳方面行きはK特急・急行と普通が、それぞれ緩急・急急結合の接続を行う。

発車メロディが導入されている。

自動改札機は、東芝製が設置されている。
全てPiTaPa・ICOCA対応。

駅周辺
伏見桃山城
桓武天皇陵
国道24号
京都教育大学附属桃山小学校
京都教育大学附属桃山小学校
京都府立桃山高等学校
伏見京町北郵便局
京都市呉竹文化センター

バスのりば
京阪丹波橋駅には、バス路線は乗り入れていない。

最寄バス停:京都市交通局丹波橋

丹波橋
バス停は駅前ではなく、駅から徒歩5分の国道24号沿いにある。

京都市バス
南8系統:(藤森神社経由)竹田駅 (京都府)東口行/横大路車庫行

歴史
かつては、2線を近鉄京都線が使用し、相互直通運転を行っていた。
近鉄京都線の架線電圧1500V昇圧(1969年実施)・京阪本線ATS設置(1967年より順次実施)を控え、駅構内の平面交差が列車増発の差し支えになることから、1968年に相互直通運転を廃止。
それに合わせて近鉄京都線の駅は近鉄丹波橋駅として独立し、近鉄線との連絡線は撤去されている(駅北側の駐輪場周辺や、駅南側の分岐線跡地にその名残が見られる)。
相互直通運転廃止から約10年間は、双方の駅に相手駅の列車の発車案内装置が設置されていた。

1910年(明治43年)6月20日 桃山駅として開業。

1913年(大正12年)7月29日 丹波橋駅と改称。

1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の駅となる。

1945年(昭和20年)12月21日 奈良電気鉄道(現在の近鉄京都線)との共同駅となり、相互乗り入れ開始。

1946年(昭和21年)急行電車の運行復活に際し、伏見桃山駅に代わって急行停車駅となる。

1949年(昭和24年)12月1日 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。

1967年(昭和42年)3月29日 南口の橋上駅舎および近鉄丹波橋駅との連絡通路使用開始。

1968年(昭和43年)12月20日 近鉄京都線との相互乗り入れ廃止。

1972年(昭和47年)3月22日 南口駅舎から西側に出る出口を追加。

1987年(昭和62年)3月10日 8両連結に対応するために構内踏切を廃止してホーム延長、北口改札を地下化。

1988年(昭和63年)8月1日 「京阪丹波橋東ビル」オープン。

1988年(昭和63年)9月9日 「京阪丹波橋西ビル」オープン。

1991年(平成3年)7月1日 上下線の各ホームに冷房付き待合室使用開始。

1995年(平成7年)11月10日 南口に通り抜け型エレベーター2基設置。

1996年(平成8年)12月21日 南口橋上駅に身障者対応の多目的トイレ設置。

1997年(平成9年)1月19日 駅事務所橋上駅へ移設。

1997年(平成9年)1月21日 橋上駅舎とホーム間に上下エスカレーター4基設置使用開始。

1997年(平成9年)3月31日 橋上駅舎とホーム間にエレベーター2基設置。

1997年(平成9年)9月 橋上駅舎拡張工事竣工。

1998年(平成10年)7月15日 駅構内に銀行のATM設置、使用開始。

2000年(平成12年)7月1日 特急終日停車駅となる。
※その後、近鉄丹波橋駅も特急終日停車駅となった。

2004年(平成16年)6月30日 構内に京都銀行のATM設置。

2007年(平成19年)7月9日 定期券うりばを廃止。

隣の駅
京阪電気鉄道
京阪本線
■K特急・■特急
中書島駅 - 丹波橋駅 - 七条駅
■急行
中書島駅 - 丹波橋駅 - 伏見稲荷駅
■準急・■普通
伏見桃山駅 - 丹波橋駅 - 墨染駅

[English Translation]