伏見稲荷駅 (Fushimi-inari Station)

伏見稲荷駅(ふしみいなりえき)は、京都府京都市伏見区深草一坪町にある、京阪電気鉄道京阪本線の鉄道駅。

伏見稲荷という駅名だが、伏見稲荷大社へは、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の稲荷駅の方が近い。

とはいえ、正月の駅の大混雑振りは凄まじいものがある。
三条通や四条通といった京都市の中心部への行き来や阪急京都本線に乗換える場合は京阪を利用する方が安く早く行けるので、当駅の利用者数は多い。

駅構造
相対式2面2線のプラットホームを持つ地上駅。
上下ホーム別々に改札があり、改札内で互いのホームを行き来することは出来ない。
当駅の前後にある同じような構造の駅はいずれも構内地下道を備えているが、当駅の場合は正月の激しい混雑に地下道では対応が困難なため、設置が見送られているものと思われる。
改札は上下線ともホーム丹波橋寄りにある。
トイレは上下線とも改札内にある。
駅のホームの柱や柵は朱色に塗られている。

2007年6月の運行管理システム更新に合わせる形で、急行停車駅では最も遅く詳細放送が導入された。
同時にLED式列車案内も設置されている。

のりば

※両ホームとも有効長は8両。
発車標が新しく更新されたのと同時に発車標のみ番線表示がある。
接近放送では番線は放送されない。

利用状況
急行停車駅であるが、普段は利用客は少なく静かな駅である。
ただし正月期間は激しい混雑となるため、臨時の切符売り場や改札口を設置して乗客をさばいている。

なお、正月期間において、JR奈良線は快速列車の臨時停車が行われるが、京阪では急行が終日に渡って運転されるため、特急の臨時停車は行われない。

駅周辺
伏見稲荷大社 全国にある稲荷神社の総本宮。

稲荷駅(JR西日本奈良線)......東へ徒歩5分ほど(深草駅からの方が近い)。

京都市立伏見工業高等学校
伏見稲荷郵便局
バスのりば
京阪伏見稲荷駅には、バス路線は乗り入れていない。

最寄バス停:京都市営バス稲荷大社前
稲荷大社前
バス停は駅前ではなく、駅から徒歩2分の師団街道沿いにある
京都市営バス
南5系統:竹田駅 (京都府)東口行/京都駅行

歴史
開業当時は伏見稲荷の表参道に近い現・深草駅が稲荷駅を称したが、当初の駅名にある新しい参道が神社に近かったことから1年経たない間にこちらが伏見稲荷の玄関口となった。
非常に古い時期から、駅の柱を朱塗りにしていたという。

1910年(明治43年)4月15日 稲荷新道駅として開業。

1910年(明治43年)12月16日 稲荷駅に改称。

1916年(大正5年)4月1日 急行停車駅となる。

1939年(昭和14年)12月25日 稲荷神社前駅に改称。

1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。

1948年(昭和23年)1月1日 伏見稲荷駅に改称。

1949年(昭和24年)12月1日 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。

1951年(昭和26年)4月1日 戦後通過となっていた急行の停車を再開。

1970年(昭和45年)4月1日 駅の南方の京都市電稲荷線と平面交差を稲荷線廃止に伴い廃止撤去。

1986年(昭和61年)6月 駅舎改築工事竣工(大阪行き・京都行き共に)。

1987年(昭和62年)5月? 8連化のためのホーム延伸工事完成。

1989年(平成元年)4月 京都行きホームの屋根152m化
2001年(平成13年)10月18日 大阪行きホームに「オスメイト用流し」付き多目的トイレを設置。

2007年(平成19年)3月31日 伏見稲荷駅バリアフリー化工事完了(スロープ改良・車イス対応券売機・幅広自動改札機・点字運賃表と点字構内図、多目的トイレ、駅事務所にAED設置)。

隣の駅
京阪電気鉄道
京阪本線
■K特急・■特急
通過
■急行
丹波橋駅 - 伏見稲荷駅 - 七条駅
■準急・■普通
深草駅 - 伏見稲荷駅 - 鳥羽街道駅

[English Translation]