同志社前駅 (Doshishamae Station)
同志社前駅(どうししゃまええき)は、京都府京田辺市三山木垣ノ内にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線の鉄道駅。
名前のとおり学校法人同志社の京田辺校地(同志社大学京田辺校地・同志社女子大学京田辺校地・同志社国際中学校・高等学校)への最寄駅である。
改札から同志社大学正門・同志社国際高等学校正門までは直線であるが坂道を登って徒歩10分、同志社女子大学正門までは徒歩3分。
同志社田辺キャンパス(現・京田辺キャンパス)の開校に伴い開業した。
日本国有鉄道(当時)としては初めての学校(学園)名を冠した駅となった。
駅構造
2面2線のプラットホーム形状と配置を持つ地上駅。
跨線橋はなく1番線と2番線の移動は駅構内の踏切を渡ることになる。
ICOCA・Jスルー利用可能駅であり、ICOCAの相互利用対象であるSuica、TOICA、PiTaPa(スルッとKANSAI協議会)も利用可能。
但しJスルーカードについては、簡易改札機による対応のため複数枚の処理は駅社員への申し出が必要である。
改札には簡易改札機が4台設置されており、通学時間帯の改札の効率化が図られている。
一部の利用者からは「狭い」「7両対応はまだか」(京橋方面からの列車は1つ手前の京田辺駅で7両編成から3両切り離して4両編成となり、同志社前止まりの列車は京田辺~同志社前の1駅間だけ4両編成となる非効率な運用となっている)などの声も出ている。
実際、JR福知山線脱線事故では当該列車において犠牲者が多数出た前寄り4両が同志社前行きだったため、通学に利用していた同志社大学の学生が犠牲になったことから、同志社大学は同事故の対応についてのJR西日本への申し入れ事項の一つに、被害者・遺族への補償、原因究明と安全対策の徹底に加え当駅のホーム延長を挙げている。
上記との関連性は不明だが、JR西日本は2010年3月(2009年度末)をめどに木津駅 (京都府)から同志社前駅の各駅のホームを延伸し、奈良・木津~京田辺間でも7両編成運転を行うことを発表した。
また、折り返し専用の2番線に関してはホーム延長せずにそのまま使用停止となる予定。
当初駅舎にはかつて寝台列車等として活躍した国鉄583系電車の廃車体が使われていた。
しかし、利用者が増えホームを拡幅する必要が生じたことから、京田辺市・JR西日本・同志社大学の間で建て替えが決まり、2005年に同志社大学京田辺キャンパスをイメージした外観の新駅舎が完成した。
なお当駅はジェイアール西日本交通サービスによる業務委託駅となっている。
快速列車と区間快速のそれぞれ一部が当駅で折り返す(上り区間快速はこの駅までの設定)。
2番のりばは木津側が行き止まりで、当駅を起終点(折り返し)とする列車の停車専用ホームとなっているが、現在は折返し列車の殆ども1番のりばを使用している。
なお、ダイヤが乱れた際にのみ2番乗り場は昼間にも使われる。
昼間の使用されない時間帯には鎖が使用され2番乗り場には渡れない。
駅周辺
近鉄京都線 興戸駅
同志社大学・同志社女子大学 京田辺キャンパス
同志社国際中学校・高等学校
ローソン田辺同志社前店
京都府道22号八幡木津線
利用状況
2006年度の1日あたりの乗車人員は約4,904人である。
(京都府統計書より)
学生の利用が多く、車内の空席が全て埋まることもある。
歴史
1986年(昭和61年)4月1日 開業。
当初は1面1線のみの棒線駅であった。
1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
2005年(平成17年)1月29日 新駅舎供用開始。
2007年(平成19年)1月26日 みどりの窓口営業開始。
それまで早朝・深夜は無人であったが、終日有人駅となる。
隣の駅
西日本旅客鉄道
■学研都市線(片町線)
■快速・■区間快速・■普通(上り区間快速は当駅までの運転)
JR三山木駅 - 同志社前駅 - 京田辺駅