太秦天神川駅 (Uzumasa-tenjingawa Station)

太秦天神川駅(うずまさてんじんがわえき)は、京都府京都市右京区にある、京都市営地下鉄京都市営地下鉄東西線の終着駅で、同区にできた初の地下鉄駅である。
御池通と天神川通(国道162号)の天神川御池交差点下に設置された。
駅ナンバリングはT17。
ステーションカラーはレモン色。

駅名

京都市中心部の多くの駅は、東西方向に走る路線は「交叉する南北の街路名」から、南北方向に走る路線(京都市営地下鉄烏丸線など)は「交叉する東西方向の街路名」から駅名をとっており、当駅の仮称も駅付近を走っている道路名の「天神川通」からとられていたが、地元要望にも配慮して最終決定された。
2007年2月に行われた駅名公募で、1位は、「天神川」が51%を、2位は、地域名の「太秦」などが12%だったのをその両者を併せた形となった。

駅構造

地下1階にコンコース、地下3階に島式1面2線ホームがあり、ホームドアが設置される。

浜大津行きの列車は、ほかの駅と異なり、ホーム西寄りに停車する。
改札前にはバスロケーションシステムがあり、バスの現在地を知ることが出来る。

2008年1月の開業時には、一部の地上とコンコース階とを結ぶ階段が未供用で、出入り口が封鎖されていただけでなく地上バスターミナルも未完成で、一部を除き、路線バスは、三条通、天神川通などにある暫定的な停留所に停車していた。
3月下旬には地上バスターミナルが一部供用を開した。
コンコース階には、銀行ATMも設定予定。

日中は片方のホームに六地蔵行き、もう片方に浜大津行きを停車させるダイヤになっているが、どちらにどの方向の列車が停車するかは時間帯によってぶれがある。

駅周辺

大日本印刷京都工場

三菱自動車工業京都工場

京都外国語大学、京都外国語短期大学

京都市上下水道局山ノ内浄水場

天神川 (京都市)

京福電気鉄道京福電気鉄道嵐山本線・嵐電天神川駅

当駅開業に伴い、2008年3月28日に京福嵐山線の蚕ノ社~山ノ内駅 (京都府)間に嵐電天神川駅が開業し、右京区の新たな拠点となる市街地再開発施設SANSA右京が駅地上部に建設され、京都市交通局本庁舎、右京区役所や福祉事務所、保健所などの移転している。
地下の自転車等駐車場は2008年3月1日から供用開始。

京都市では、都市の再開発として地下鉄駅上に大型の施設がオープンした例として、北大路駅(地上に北大路ビブレ、地下に北大路バスターミナル)、山科駅(地上にラクトA~C、ホテル、大丸山科店、ラクト健康・文化館、山科社会教育総合センターなど)、醍醐駅 (京都府)(地上にアルプラザ・京都市醍醐中央図書館などが入居)が存在する。
太秦天神川駅も同様の例となり、大規模開発され公共施設が入居している。

当駅開業に伴い、京都市営バスは2路線を新設(70号系統・太秦天神川駅~桂駅、特8号系統・太秦天神川駅~山越中町)、既存6路線(8号、11号、27号、75号、80号、84号系統)を当駅を経由するよう経路変更または延長した。

バス路線
京都市営バス(太秦天神川駅前・蚕ノ社バス停)
8号系統:(京都外国語大学前経由)四条烏丸行/(福王子経由)高雄行
特8号系統:(福王子・やまごえ温水プール前経由)山越中町行
11号系統:(西大路三条・四条河原町経由)三条京阪前行/(嵐山経由)山越中町行
27号系統:京都外大前行/光華女子学園前行
70号系統:(太秦東口・上野橋経由)桂駅東口行
75号系統:(西大路五条経由)京都駅前行/(東映太秦映画村道経由)山越中町行
80号系統:(西大路五条・五条坂経由)四条河原町行
84号系統:(西京極駅・十条駅 (京都市営地下鉄)前経由)京都駅八条口行

京都バス
71号系統:(四条大宮経由)京都駅前行/(太秦広隆寺前・嵐山経由)大覚寺行
72号系統:(四条大宮経由)京都駅前行/(太秦広隆寺前・嵐山経由)清滝行
73号系統:(四条大宮経由)京都駅前行/(太秦広隆寺前・嵐山経由)苔寺・すず虫寺

歴史

2008年(平成20年)1月16日 - 東西線二条~太秦天神川間延伸により終着駅として開業。

隣の駅

京都市営地下鉄

■東西線

西大路御池駅(T16) - 太秦天神川駅(T17)

[English Translation]