四宮駅 (Shinomiya Station)

四宮駅(しのみやえき)は、京都府京都市山科区四ノ宮堂ノ後町にある京阪電気鉄道京阪京津線の鉄道駅。

京都市営地下鉄東西線開業前は、京阪京津線は準急(三条~浜大津)普通(三条~四宮)の二本立てで運行されており、この駅は普通の終着駅だった。
現在も入出庫目的でこの駅を始終点とする列車が、少ないながらも設定されている。

駅構造
島式・単式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。
改札口は単式の京都方面行ホームの浜大津寄りにあり、反対側にある島式の浜大津方面行ホームへは構内踏切で連絡している。

駅の北側に京津線の車両基地である四宮車庫が設置されているが、もともと2両編成時代のものを4両化に合わせてリフォームしたもので、窮屈に見える。

ホーム有効長は4両。

ホームが3線以上あるにもかかわらず、案内上ののりば番号表記がない(自動放送でものりば番号はアナウンスされない)。
但し、駅管理上での番線番号は一応存在しており、車庫側のホームから番線番号がカウントされており、上り用の島式ホームが1・2番線、下り用の単式ホームが3番線とされる。

浜大津方面行については、通常は駅舎側のホーム(2番線にあたる)のみを使用。
反対側(車庫側)のホーム(1番線にあたる)は入出庫列車及び当駅始発列車が使用する(かつて急行があった時代は当駅で緩急接続を行っていた)。
1997年10月までは早朝、深夜を除き、三条駅 (京都府)発の普通電車はこの駅で折り返し運転を行っていた。

駅周辺
国道1号
旧三条通(旧東海道)
山科四宮郵便局
滋賀銀行四ノ宮支店
徳林庵(山科廻地蔵または四ノ宮地蔵)京都六地蔵のひとつ
京都東インターチェンジ - 名神高速道路
一燈園
洛和会音羽病院

乗降客数
1日:2555人(2003年11月調べ)

滋賀県大津市との県境付近に駅があることから、両府県からの利用者がいる。

歴史
1912年(大正元年)8月15日 京津電気軌道古川町(後の東山三条駅)~札ノ辻駅(後に廃止)間の路線開通時とともに開業。

1925年(大正14年)2月1日 会社合併により京阪電気鉄道京津線の駅となる。

1925年(大正14年)5月5日 札ノ辻~浜大津駅間が開業し全通。

1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。

1949年(昭和24年)8月7日 隣接する四ノ宮車庫で火災、車庫全焼・車両22両焼失
1949年(昭和24年)12月1日 会社分離により、改めて京阪電気鉄道の駅となる。

1997年(平成9年)6月28日 新駅舎供用開始。

2002年(平成14年)1月15日 自動改札機設置、使用開始。

隣の駅
京阪電気鉄道
■京津線
京阪山科駅 - 四宮駅 - 追分駅 (滋賀県)

[English Translation]