宝ヶ池駅 (Takaragaike Station)

宝ヶ池駅(たからがいけえき)は、京都市左京区にある叡山電鉄叡山電鉄叡山本線及び叡山電鉄叡山電鉄鞍馬線の鉄道駅。

駅構造

島式1面・相対式2面4線のプラットホームを持つ無人駅。
ホームの南側(出町柳側)に駅構内踏切(第1種甲)があり、各ホームを結んでいるが、無人駅で改札口が無いため一般の人や自転車の横断も多い。
踏切の西側には叡山電鉄が用意した無料駐輪場がある。
各ホームの中ほどには上屋が設置されており、2・3番ホームには待合室もあるが、現在中には自動販売機が設置されているだけでベンチは無く、出入り口の扉も撤去されている。

西側の国道側入口から鞍馬方面の4番線ホームへは少し上がっているが車椅子等での移動は可能。
他のホームへは踏切のレール面からホームの高さまで上下する必要があり、介護者が必要。

乗換駅であるが無人駅のため、乗換えの際は下車の際に電車乗務員に申し出る。

目的駅までの乗車券を持っている場合は、提示する。

無人駅から乗車の場合などで目的駅までの乗車券を持っていない場合は、乗換えの際に車内で目的駅までの運賃を支払い、目的駅までの乗車券を発行してもらう。

スルッとKANSAI共通カードの場合は、ひとまず宝ヶ池駅までの運賃が引き落とされ、目的駅で差額が引き落とされる。

3番線ホームの八幡前側に鞍馬方面下り線への片渡り線がある。
以前は朝に1本のみ3番線から岩倉への折返し電車が存在したが2000年前後に廃止となった。
また市民マラソンのための出町柳~宝ヶ池の臨時列車も市営地下鉄の国際会館延長後は運転されなくなり、現在この駅での折返し電車は異常時以外存在しない。

3・4番線から修学院方向に伸びる側線は、以前は複線分岐であり、3番線からの線路は下りの叡山本線から鞍馬線への線路と平面交差していた。
PTC化の際に現在の4番線からの線路から分岐するように改められた。

駅周辺

国道367号に面していて、駅南側で同国道から分かれた白川通の高架橋が線路を跨ぐ。
周辺は国道沿い以外は山に挟まれた狭い住宅地である。

北西約1kmに京都市営地下鉄烏丸線国際会館駅がある。

宝ヶ池公園(旧競輪場跡地)
高野川
京都上高野郵便局
ホームセンター「コーナン」宝ヶ池2号店
Au (携帯電話)ショップ花園橋店
ウィルコムカウンター花園橋店
ステーキハウス「どん」
ステーキハウス「三田屋」宝ヶ池店

バスのりば
宝ヶ池バス停
駅南口を出てすぐの白川通にある。

北行き (道路向い側)
京都市営バス
国際会館駅経由 岩倉操車場行き
京都バス
大原、朽木、岩倉実相院、岩倉村松方面
南行き
京都市営バス
5号系統 - 銀閣寺道・平安神宮・三条京阪前・四条河原町・四条烏丸経由 京都駅行き
31号系統 - 高野・知恩寺・祇園・四条河原町経由 四条烏丸行き
65号系統 - 上終町・百万遍・熊野・烏丸丸太町経由 四条烏丸行き
京都バス
出町柳駅、三条京阪前、四条河原町、京都駅方面

歴史

1925年(大正14年)9月27日 京都電燈の山端駅として開業。

1928年(昭和3年)12月1日 鞍馬電気鉄道により山端~市原間が開業、接続駅となる。

1929年(昭和4年)12月20日 鞍馬電気鉄道と京都電燈(出町柳駅方面)との乗り入れ運転開始。
分岐駅となる。

1942年(昭和17年)3月2日 京都電燈が会社譲渡で京福電気鉄道となる。

1942年(昭和17年)8月1日 鞍馬電気鉄道が京福電気鉄道に合併される。

1944年(昭和19年)5月1日 当駅~八瀬駅(現・八瀬比叡山口駅)間が、戦争に伴う資材供出のため単線化。

1944年(昭和19年)11月10日 当駅~二軒茶屋駅 (京都府)間が、戦争に伴う資材供出のため単線化。

1949年(昭和24年)12月11日 元田中から当駅まで京都市電の直通運転を開始。
近くにあった競輪場への輸送に対応するためである。
このため、当駅には市電用の低床ホームが設けられた。
現在も、4番線鞍馬方面行きホームの北側に、低床ホーム跡が残っている。

1951年(昭和26年)7月1日 当駅~八瀬駅間が再複線化。

1954年(昭和29年)6月10日 駅名を山端駅から宝ヶ池駅に変更。

1955年(昭和30年)9月1日 この日限りで京都市電の乗り入れ運転を終了。

1958年(昭和33年)4月9日 当駅~岩倉駅 (京都府)間が再複線化。

1986年(昭和61年)4月1日 会社譲渡により叡山電鉄の駅となる。

隣の駅

叡山電鉄
叡山本線
修学院駅 - 宝ヶ池駅 - 三宅八幡駅
鞍馬線
宝ヶ池駅 - 八幡前駅 (京都府)

[English Translation]