嵯峨野観光鉄道 (Sagano Scenic Railway)
嵯峨野観光鉄道(さがのかんこうてつどう)は、京都府京都市と亀岡市で山陰本線旧線を利用して嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線にトロッコ列車を運行している会社。
西日本旅客鉄道の完全子会社である。
本社は京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町。
鉄道の電化・複線化のため、山陰本線(嵯峨野線)の嵯峨(現在の嵯峨嵐山)~馬堀間が、1989年3月に新線に切替えられたが、景勝地として名高い保津峡に沿って走るこの旧線を観光鉄道として活用することになり、1991年からトロッコ列車の運行を開始している。
けいてつ協會『しられざる鉄道』ジェイティービー,1997年によると日本初の純粋な観光専用鉄道とされる。
このほか、トロッコ列車の京都側の始発駅であるトロッコ嵯峨駅の駅前には、19世紀の科学技術や芸術を展示している「19th CENTURY HALL」(19世紀ホール)があり、これの運営も行っている。
19世紀ホールには、国鉄D51形蒸気機関車などの蒸気機関車なども展示されている。
歴史
1990年(平成2年)11月4日 設立。
1991年(平成3年)4月27日 嵯峨野観光線トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅間が開業。
2002年(平成14年)11月 イメージキャラクター「トロッキー」登場。
2003年(平成15年)4月 トロッコ嵯峨駅前に19世紀ホールがオープン。
路線
運行形態などは下記を参照。
嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線 トロッコ嵯峨駅 - トロッコ亀岡駅 7.3km
車両
全てJRに在籍していた車両を改造して使用している。
機関車は国鉄DE10形ディーゼル機関車1104号機を専用機として塗色変更、予備としてJRに在籍している同1156号機を塗色変更の上使用している。
客車は、国鉄トキ25000形貨車からの改造である。