市原駅 (Ichihara Station)
市原駅(いちはらえき)は、京都市左京区にある叡山電鉄叡山電鉄鞍馬線の鉄道駅。
駅構造
1面1線のプラットホーム形状のみを持つ地上駅。
無人駅である。
早朝深夜には当駅折り返し列車も存在する。
ホームの両端に出入り口があるが主要な出入り口はホームの出町柳駅側であり、こちらの出入り口から集落の方へ石段を下ったところには、叡山電鉄が設置した無料駐輪場がある。
また、ホームのすぐ出町柳駅側に構内踏切扱いの第4種踏切があり、府道とは反対側の集落へと行くことができる。
ホームのぼぼすべてを覆う上屋が設置されている。
鞍馬駅側の出口のすぐ脇に「伝・後藤顕乗の墓石」と伝えられる墓がある。
駅前と言うべき所からは、レール面からホーム面までのゆるい階段のみであるが、駅自体が府道から石段を上がったところに立地しているので、車椅子等での利用は一見困難に見えるが、府道から駅の少し出町柳駅側にある「大神宮社」という神社の参道を経由し、上記の第4種踏切を渡るとスロープのみで駅ホームに到達できる。
かつてはこの駅まで複線区間となっていたが、日中戦争中の1939年に単線化された。
その後1990年に二軒茶屋駅 (京都府)まで再度複線化された後も、今なお単線のままとなっている。
現在のホームの向かい側にあるホーム跡や、駅のすぐ鞍馬駅側にある橋梁の複線分の橋脚、駅の出町柳駅側にある神社である「大神宮社」の参道に架かる橋梁に残された鋼鉄製の橋桁などに、複線時代の痕跡を残している。
駅周辺
京都府道38号京都広河原美山線(鞍馬街道)から数10m入った所より石段を上がった所にある。
かつては集落の中心であり、商店や農協などがある。
現在は中心部が古くからの住宅、周辺の山沿いは新しい住宅が中心という典型的な山間の住宅地である。
補陀洛寺(通称小町寺)
左京区役所静市出張所
京都市立市原野小学校
京都市東北部清掃工場(市北部クリーンセンター)
京都静市市原郵便局
川島織物セルコン本社・工場・川島テキスタイルスクール・織物文化館
市原~二ノ瀬間の叡山電鉄鞍馬線もみじのトンネル
叡山電鉄市原変電所(隣接)
バスのりば
市原駅前 (駅出町柳側から京都府道38号京都広河原美山線に出た所)
京都バス
市原 (駅から鞍馬側の階段を降り、人道橋、住宅地、市原小学校前を経て約300mの京都府道40号下鴨静原大原線沿い)
※ 京都府道38号京都広河原美山線と京都府道40号下鴨静原大原線の交差点から東数百メートル
京都バス
※ 95系統「北山バーディ号」 大原~鞍馬(春分の日から11月30日までの土休日運行)はこちらのみ経由
歴史
1928年(昭和3年)12月1日 - 鞍馬電気鉄道の駅として開業。
1939年(昭和14年)9月 - 二軒茶屋駅 (京都府)~当駅間が、戦争に伴う資材供出のため単線化。
1942年(昭和17年)8月1日 - 会社合併により京福電気鉄道の駅となる。
1986年(昭和61年)4月1日 - 会社再編により叡山電鉄の駅となる。
隣の駅
叡山電鉄
鞍馬線
二軒茶屋駅 (京都府) - 市原駅 - 二ノ瀬駅