松井山手駅 (Matsuiyamate Station)
松井山手駅(まついやまてえき)は、京都府京田辺市山手中央にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線の鉄道駅。
ICOCA・Jスルー利用可能駅。
ICOCAの相互利用対象であるSuica、TOICA、PiTaPa(スルッとKANSAI協議会)も利用可能。
各駅停車のほとんどがここで折り返す。
快速列車は木津駅 (京都府)~松井山手~長尾駅_(大阪府)間の各駅に停車する。
以前はここで編成の一部の増解結が行われていたが、2002年3月からは京田辺駅で行われている。
駅周辺で京阪東ローズタウンを開発している京阪電気鉄道が建設費を負担した請願駅である(湖西線の小野駅 (滋賀県)も同様)。
駅構造
相対式2面2線のプラットホームを持つ堀割駅で橋上駅がある。
当駅から木津方面が単線となっているため、交換可能駅としての機能も持つ。
大阪府との境界に近い丘陵地にあるため、線路およびホームは掘割の中にある。
両ホームにエレベーターが設置されている。
321系の運用は当駅までである。
なお、当駅はジェイアール西日本交通サービスによる業務委託駅である。
主として1番線に木津方面行き(上り)、2番線に京橋方面行き(下り)が発着するが、時間帯や当駅折り返し列車の発着番線によって、適宜発着ホームが変更される(ラッシュ時の折り返し京橋方面行きの大半は1番線に発着)。
日中の場合、かつては木津方面へ発着する快速列車(上下線双方)を1番線、当駅折り返しの各駅停車を2番線に発着させるダイヤであったが、現在は当駅で木津方面発着列車同士の行き違いを行うようになったため、昼間時は事実上行き先がホームごとに固定された形になっている。
木津方に引き上げ線1本があり、朝ラッシュ時の列車折り返しと夜間の列車留置に使われている。
ダイヤが乱れた場合の列車留置に使われることもあるが、接続しているのが2番線だけのため十分に活用できないこともある。
駅周辺
京阪東ローズタウン
松井ヶ丘・大住ヶ丘
京田辺松井山手郵便局
松井ヶ丘・大住ヶ丘公園
国道1号
第二京阪道路
諏訪ヶ原公園
京田辺市立松井ヶ丘小学校
バス路線
駅前には京阪バスのバスロータリーがある。
なお、一時期は旧京阪宇治交通において「リムジンセンターU-ハウス学研山手」という停留所名だった。
現在、近畿日本鉄道新田辺駅行きの便が頻発、樟葉駅行きも大きく分けて3路線が主に運行されている。
前者には大住駅、健康村を経由する路線(63)と、畠を経由する路線(68・31)、および茶屋前から稲葉を経由する路線(31・31A・65・67・67B・67D)がそれぞれあり、また本数は少ないが京田辺市役所へ向かう路線(65)もある。
後者にはまずいったん新田辺方へ向かい、大住ヶ丘で分かれて、大住・松井を経由し、御幸谷・大芝へ向かう16・16Bと、松井山手から本郷を経由して金右衛門口で先述の2路線に合流する16A・16C・67D、そして本郷で別れ、摂南大学北口、松里を経由する30・31・31Aがある。
その他に枚方市駅行きが約1時間1本、京阪東ローズタウンコミュニティバス循環線が1時間2~7本運行されている。
関西国際空港/大阪国際空港へのリムジンバスも運行している。
「リムジンセンターU-ハウス学研山手」は1996年4月17日に営業開始し、2003年~2004年頃までは現在のりそな銀行付近に位置していたが、現在はバスロータリー2番乗り場前に移転し、「リムジンセンターU-ハウス学研山手」と言う名称も使用されなくなっている。
利用状況
2006年度の1日あたりの乗車人員は約6,063人である。
(京都府統計書より)
付近に住宅やマンションが多いため、利用者は多い。
また、快速・普通相互の乗り換え客も存在する(だが、当駅では乗換の際に階段の昇降が必要になる場合もあるため、上り方面の場合は一つ前の長尾駅で乗り換えた方が便利)。
歴史
1989年(平成元年)3月11日 木津駅 (京都府)~長尾駅 (大阪府)間の電化開業にあわせて開業。
隣の駅
西日本旅客鉄道
■学研都市線(片町線)
■快速・■区間快速・■普通(木津方面はいずれの種別も各駅に停車)
大住駅 - 松井山手駅 - 長尾駅 (大阪府)