棚倉駅 (Tanakura Station)

棚倉駅(たなくらえき)は、京都府木津川市山城町 (京都府)平尾里屋敷にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の鉄道駅。

駅構造
相対式2面2線のプラットホームを持つ行違い可能な地上駅。
駅本屋側ホームが2番ホーム(下り)、跨線橋を渡って反対側のホームが1番ホーム(上り)。
駅舎は小さめの木造で、自動改札機は簡易式。
窓口は昼前から夜間にかけてのみ営業。

ICOCA・Jスルー利用可能駅であり、ICOCAの相互利用対象であるPiTaPa(スルッとKANSAI協議会)も利用可能。
但しJスルーカードについては、簡易改札機による対応のため複数枚の処理不可。

現在は京都方面へ向かう快速列車が、この駅で運転停車(客扱いなし)し、対向列車の通過を待つ様になっている。

利用状況
2006年度の1日あたりの乗車人員は約562人である。
(京都府統計書より)

駅周辺
涌出宮
蟹満寺
越中谷1980年代の新興住宅地。

不動川天井川で有名、昭和28年には京都府南部の大雨により大洪水をおこす。

棚倉保育園跡 : 『窓ぎわのトットちゃん』ばりの京都市電の払い下げ車両をもとに運営された保育園跡。
今は上述の湧出宮の境内になっている。

お稲荷さん : 当駅周辺は椿井大塚山古墳に代表される大和朝廷時代の古墳群がある。
奈良線の線路開設時に発見された稲荷山古墳および椿井大塚山古墳は有名。
椿井大塚山古墳は邪馬台国卑弥呼に中国より献上された三角鳥獣神鏡が発掘されるなど邪馬台国や卑弥呼伝説にも一石を投じる遺跡地帯である。
駅より徒歩3km。

木津川市立山城図書館
棚倉郵便局

歴史
1896年(明治29年)3月13日 - 奈良鉄道 玉水~木津間延伸時に開業。

駅舎開設時には近隣住人の土地より土を購入し上狛方面への線路敷設に用いた。
その際の貢献が多大であった商家「中野家」の功労をたたえて駅舎を面前に設置した。
地元では知る人ぞ知る歴史的事実。
奈良線で、個人民家の前に駅舎があるのは棚倉駅だけ。

1905年(明治38年)2月7日 - 合併により関西鉄道の駅となる。

1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が鉄道国有法。

1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
現在は複線電化にむけて工事が進行中。

隣の駅
西日本旅客鉄道(JR西日本)
■奈良線

■みやこ路快速・■快速
通過(運転停車の場合あり)
■区間快速・■普通
玉水駅 - 棚倉駅 - 上狛駅

[English Translation]