福知山駅 (Fukuchiyama Station)

福知山駅(ふくちやまえき)は、京都府福知山市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・北近畿タンゴ鉄道(KTR)の鉄道駅。

北近畿の鉄道網の中心駅である。
北近畿最大の福知山都市圏に位置する。
この駅より北近畿の各方面へ路線が広がる。

利用可能な鉄道路線
西日本旅客鉄道(JR西日本)
山陰本線
福知山線 ※始終着駅
北近畿タンゴ鉄道(KTR)
北近畿タンゴ鉄道宮福線 ※始終着駅

駅構造

西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅

京都府福知山市天田談畑262番地
2005年11月26日に高架化された。
島式2面・単式1面の合計3面5線のホームを持ち、1番線からは旧福知山駅の一部を眺める事ができる。

※北口側から1番のりば→5番のりばで、5番のりばのみ単式。

※1・2番ホームの長さは230m。
(荷物車を含めると最大12両編成になる寝台列車「出雲_(列車)」が収まるようにするため。
なお、寝台特急「出雲」は2006年3月18日に廃止)

福知山駅は、西日本旅客鉄道福知山支社が北近畿への観光PRとして提唱する「北近畿ビッグXネットワーク」の中心(福知山駅がアルファベットのXの真ん中に当たる)となっており、乗り継ぎ料金制度など特急同士の乗り継ぎをシームレスに行える配慮がなされている。

高架化と同時に、駅全体の広さは大幅に広くなり、駅の出口は高架化前の出口である北口と南口の2つとなった。
またエスカレータとエレベーターが設置された。
しかし、改札口は高架化前と同じく自動改札機はないままである。

1階南北コンコース横(西側)にテナントスペース「ビエラ福知山」がある。

待合室、トイレがあり、店舗ではcafe北都(カフェ)、福島文進堂福知山駅店(書店)、ブレ・グラーノ(イートインベーカリー)、餃子の王将(中華料理店)、京都銀行・京都北都信用金庫(銀行現金自動預け払い機)、日本旅行(Tis)、デイリーイン(コンビニエンスストア)がある。
なお、比較的閉店は早い(しかし「餃子の王将」は000まで開いている)。

しかしながら、改札内は数台の飲料自動販売機があるだけになり、菓子や新聞などが買えなくなってしまい、駅弁や名物だった「鬼そば」も高架化で姿を消した。

なお、ホームのすべての時計に描かれているのは、福知山市のイメージキャラクター「ドッコちゃん」である。
BGMとして小鳥のさえずりが流されるようになった。

京都方面への列車が1・2番のりばに固定されている点と、5番のりばが福知山線の快速・普通列車専用となっている点以外は、発着ホームの変動が大きい。
また、北近畿タンゴ鉄道の列車の一部もJR線ホーム発着のため、注意が必要である。

豊岡方面への普通列車については、1・2番のりばに発着して京都方面の普通列車との対面乗換を可能とすることが多いが、2008年3月15日のダイヤ改正以降、京都方面と豊岡方面の普通列車の相互接続がないケースもあり、日中も豊岡方面行き普通列車が3・4番のりばに入るケースが多々見られるようになった。

特急列車については、豊岡方面からの列車と宮津方面からの列車が1・2番のりばで、逆に豊岡方面行きと宮津方面行きが3・4番のりばで相互に乗り換えられるようダイヤ面で考慮されている。

北近畿タンゴ鉄道(KTR宮福線)の駅

京都府福知山市天田118番地の4
現在はまだ地平ホームで営業をしており、1面2線のホームを持つ。
将来はこちらも高架化される予定である。
尚、JR相互乗入れの特急電車はJR高架駅での乗降となっている(前述の通り、特急以外にもJR高架駅に発着する列車が少数ながら存在する)。
余談であるが、現在のKTRのホームはかつての北丹鉄道の福知山駅があった位置にあたる。

JR高架駅からはJR旧駅構内に設けられた北口への横断仮設通路により連絡。
JR旧駅撤去の後、引き続き高架化工事にかかり、一体化する。
高架駅は、2008年(平成20年)度の末に完成予定である。

利用状況
1日平均乗車人員(2006年度)
西日本旅客鉄道 - 3,992人
北近畿タンゴ鉄道 - 800人
総計 - 4,792人

年間乗降客数
西日本旅客鉄道
1996年まで180万人台で推移していたが、その後減少に転じ2006年では約146万人となっている。

北近畿タンゴ鉄道
1996年に48万人とピークを示したが、その後は40万人前後で推移しており、2006年は約29万人となっている。

駅周辺

駅南側は福知山駅南口公園として整備された。
公園に接してタクシー乗り場、高速バスの発着場がある。
公園前に福知山温泉をひいたビジネスホテルが建設された。
国道9号線沿いにコンビニエンスストア、マクドナルド、吉野家、壱番屋、TSUTAYAなど全国展開の店も多くなってきている。
駅北側は再開発中である。
路線バスのターミナルがある。
24時間営業のコンビニエンスストアは、北南両側に数件あり、ローソン、セブンイレブン等がある。

福知山城(福知山市立美術館・郷土資料館)
福知山駅から、京都交通バス各線「市役所前」、長田野線「城公園前」下車
御霊神社(御霊公園内)
福知山駅から、京都交通バス川北線「厚生会館前」下車
三段池公園
福知山駅から、京都交通バス川北線「三段池公園」下車(4~11月の日祝のみ運転)
京都銀行 福知山支店(旧・丹和銀行・本店営業部)
福知山駅から、京都交通バス川北線・丹後海陸交通バス(丹海バス)傘松ケーブル下(籠神社・一の宮乗船場前)及び、共栄高校前行きで、「西本町」下車、または、徒歩。

京都北都信用金庫福知山中央支店
福知山鉄道館ポッポランド
福知山の鉄道に関わる実物(ライブスチームの模型や鉄道模型もあり)及び資料を展示。
ポッポランドオリジナル及び福知山の名産品・鉄道関係の土産を扱う売店もある。
2号館では、実際に福知山を走った、国鉄C58形蒸気機関車の56号機が静態保存展示されている。
(運営:新町商店街振興組合・ポッポランド部)

福知山駅から、京都交通バス川北線「広小路」下車

路線バス
停留所名 「福知山駅」
西日本ジェイアールバス
園福線(福知山駅~体育館前(長田野工業団地)~菟原~桧山~園部駅前)

停留所名 「福知山駅前」
京都交通 (舞鶴)
福知山地区の全路線がここを起点とする
福知山線(綾部駅前行き)、堀-市内循環線、長田野線、室循環線、川北線、小牧線、夜久野線 等
丹後海陸交通
与謝・福知山線(東町・傘松ケーブル下行き、共栄高校前行き)

このほか、三岳・庵我・中六人部への自主運行バスも発着する。

かつて国鉄バス有路線があり、南有路まで運行していた。

タクシー
日本交通 (福知山市)
京丹タクシー

歴史

1904年(明治37年)11月3日 - 日本国有鉄道の駅として開業(当駅~東舞鶴駅間の開通と同時)。
同時に阪鶴鉄道福知駅~当駅間が開通。
客貨取扱を開始。

1907年(明治40年)8月1日 - 阪鶴鉄道が国有化。

1923年(大正12年)9月22日 - 北丹鉄道線が開業。

1971年(昭和46年)3月2日 - 北丹鉄道線が休止。
1974年廃止。

1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物取扱を廃止。
貨物取扱施設福知山オフレールステーションを設置。
福知山線全線と・山陰本線城崎温泉駅まで電化。

1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる。

1988年(昭和63年)7月16日 - 宮福鉄道(現在の北近畿タンゴ鉄道)宮福線が開業。

1995年(平成7年)4月20日 - 綾部駅~福知山駅間が電化。

2005年(平成17年)11月26日 - JR線の当駅付近が高架化。

2008年度(平成20年度)末 - 北近畿タンゴ鉄道線の当駅付近が高架化予定。

隣の駅
西日本旅客鉄道
山陰本線
特急「北近畿 (列車)」「きのさき (列車)」「はしだて (列車)」「タンゴディスカバリー」停車駅、特急「たんば (列車)」始発駅
■普通(園部駅から快速となる列車含む)
石原駅 (京都府) - 福知山駅 - 上川口駅
福知山線
特急「北近畿」「文殊 (列車)」「タンゴエクスプローラー」停車駅
■快速列車(三田駅 (兵庫県)まで各駅停車)・■普通
丹波竹田駅 - 福知山駅
北近畿タンゴ鉄道
宮福線
特急「タンゴエクスプローラー」「タンゴディスカバリー」「はしだて」「文殊」停車駅
■快速
福知山駅 - 大江駅 (京都府)
■快速「大江山号」
福知山駅 - 荒河かしの木台駅
■普通
福知山駅 - 厚中問屋駅

[English Translation]