京都市交通局 (Kyoto City Transportation Bureau)
京都市交通局(きょうとしこうつうきょく)は、京都府京都市内及びその周辺地域で公営交通事業を行う京都市の地方公営企業の一つである。
地下鉄(京都市営地下鉄)、路線バス(京都市営バス)を運営している。
かつては市電(京都市電)・トロリーバス(京都市営トロリーバス)も運営していた。
スルッとKANSAIでカードに印字される符号は入場記録用は京交で、降車記録用がKCである。
事業
京都市営地下鉄(2路線 31.2km)
京都市営バス
歴史
各事業の詳細な歴史は、京都市営地下鉄、京都市営バス、京都市電、京都市営トロリーバスの各項目を参照。
1895年(明治28年)2月1日 京都電気鉄道が、日本初の路面電車を塩小路東洞院下ル(現在の京都駅前付近)~伏見下油掛間で開業させる。
1912年(明治45年)6月11日 京都市電気軌道事務所が市電烏丸線、千本・大宮線、四条線、丸太町線を開業。
1918年(大正7年)7月1日 京都市が京都電気鉄道を買収。
1920年(大正9年)7月7日 京都市電気部に改組。
1924年(大正13年)4月15日 京都市電気局に改組。
1928年(昭和3年)5月10日 市営バス運行開始。
1932年(昭和7年)4月1日 トロリーバス運行開始。
1947年(昭和22年)12月17日 京都市交通局に改組。
1969年(昭和44年)10月1日 トロリーバス廃止。
1978年(昭和53年)10月1日 市電全廃。
1981年(昭和56年)5月29日 京都市営地下鉄烏丸線開業。
1983年(昭和58年)3月15日 「京都観光一日乗車券」が発売開始。
1993年(平成5年)7月1日 プリペイドカード「トラフィカ京カード」が発売開始。
1997年(平成9年)10月12日 京都市営地下鉄東西線開業。
2000年(平成12年)3月1日 共通乗車カードシステム「スルッとKANSAI」に加入。
「スルッとKANSAI都カード」発売。
2007年(平成19年)4月1日 地下鉄路線でICカード「PiTaPa」を導入(乗り入れしている近畿日本鉄道、京阪電気鉄道大津線も同時導入)。
大阪メトロサービスとの提携カードである「京都ぷらすOSAKA PiTaPa」を発行。
2008年(平成20年)3月31日 京都市交通局本庁舎が、中京区壬生から右京区の太秦天神川「サンサ右京」に移転。
キャラクター
都くん(地下鉄)
京ちゃん(市バス)
じゅうじゅう(市バスの内「かわらまち・よるバス」に特化したキャラクター)
備考
社名に「京都」を冠する路線バス事業者の京阪京都交通(旧・京都交通 (亀岡))、京都交通 (舞鶴)、京都バスとは、人材・資本の関係が一切ない。
京都市交通局の労働組合は京都交通労働組合(日本都市交通労働組合に加盟)である。
京都バスの労働組合は京都バス労働組合、京阪京都交通の労働組合は京阪京バス労働組合(ともに日本私鉄労働組合総連合会に加盟)である。
発車メロディ関連では鉄道事業者で唯一、著作権を有している。
2007年に京都市幽霊バス問題が発覚。
公共広告機構の2007年度地域キャンペーン「天ぷら油で走る」のコマーシャルメッセージに京都市バスが登場した。
CMの内容は、1997年に発表された京都議定書に基づき、地球温暖化防止のために軽油に代わる燃料として食用油の廃油で作ったバイオディーゼル燃料を使用し、市バスやゴミ収集車に使用しているというもの。
このCMはAC大阪事務局が企画し、主に関西ローカル(一部全国)で放送されている。