京街道 (Kyo Kaido)
京街道(きょうかいどう)とは、京都へ向かう街道の総称である。
以下の街道が京街道として呼ばれた。
大坂から京都へ向かう道。
大坂(京橋のちに高麗橋)から淀川左岸、淀を経て、鳥羽街道を通り京都へ至る道。
または淀から淀川右岸の堤(淀堤)上の道を通り、伏見を経て、伏見街道あるいは竹田街道を通り京都へ至る道。
大坂街道。
→京街道 (大坂街道)
丹波国、丹後国、但馬国から京都へ向かう道。
福知山から、園部をへて亀岡に達し、亀岡から老の坂を越えて京都へ至る道。
→山陰街道
舞鶴(田辺城)から、綾部を経て上記につながる道。
福知山で山陰街道につながる道。
但馬国・福知山間の道。
但馬側では京街道と呼ばれた。
宮津・福知山間の道(普甲越)。
宮津では京街道、福知山では宮津街道と呼ばれた。
奈良から京都へ向かう道。
→奈良街道
若狭国から京都へ向かう道。
九里半越。
その他京都へ向かう道。
姫路から播磨国の内陸部を経て丹波国の篠山へ向かう道(姫路街道)。
現在の国道372号が該当する。
篠山からは天引峠を越えて亀岡・京都へ至る。
智頭街道。
参勤交代の道として用いられ、鳥取から大坂・京都への幹線道路であったことから上方街道、京街道と呼ばれた。
朝鮮人街道。