八坂女紅場学園 (Yasaka Nyokoba Gakuen)

八坂女紅場学園（やさかにょこうばがくえん）（祇園女子技芸学校（ぎおんじょしぎげいがっこう））は、京都市東山区祇園甲部にある舞妓・芸妓のための教育施設。

概要
明治5年に創設された八坂女紅場を母体に、昭和26年創立。

都をどりで知られる祇園甲部歌舞練場（ぎおんこうぶかぶれんじょう）に付属するように看板があがっている。
通称「にょこば」。

必須科目は井上流、鳴物、茶道、三味線。
その他、能楽・長唄・一中節・常磐津・清元・地唄・浄瑠璃・小唄・笛・華道・書道・日本画などを学ぶことができる。
「学園」とつくが、学制外の施設である。
生徒は祇園の芸・舞妓の全員で、年齢は15歳から80過ぎまでと幅広い。

八坂女紅場学園は財団法人で、お茶屋の並ぶ祇園町南側界隈の「地主」でもある。

参考図書：『コモンズとしての地域空間－新たな住まい方をめざして』平竹耕三著　2002年

「女紅場」（じょこうば）は、明治初期、全国でにつくられた女子のための習い事の施設。
のちにこの言葉は用いられなくなった。