鳴滝塾 (Narutakijuku)

鳴滝塾(なるたきじゅく)は、文政7年(1824年)に、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが長崎郊外に設けた私塾。
診療所も兼ねていた。

木構造 (建築)二階建てで、書庫などがあった。
庭には日本各地でシーボルトが採取した薬草類が栽培された。
シーボルトは出島から塾まで通い、西洋医学や自然科学など科学の幅広い分野を教授した。
鳴滝塾で学んだのは、高野長英、二宮敬作、伊東玄朴、戸塚静海など50人以上に及ぶ。

私塾の跡地は現在の長崎市鳴滝にあり、国の史跡「シーボルト宅跡」となっている。
跡地に隣接して1989年(平成元年)に長崎市によりシーボルト記念館が開館された。

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