吉水神社 (Yoshimizu-jinja Shrine)

吉水神社(よしみずじんじゃ)は、奈良県吉野郡吉野町にある神社である。
旧社格は村社。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素となっている。

もとは金峯山寺の僧坊・吉水院(きっすいいん)で、あった。
明治の神仏分離の際に神社となった。
後醍醐天皇を主祭神とし、南朝 (日本)方の忠臣であった楠木正成、吉水院宗信法印を配祀する。

社伝では、白鳳年間に役行者により建立されたと伝えられる。
南北朝時代 (日本)、後醍醐天皇が吉野に潜幸したとき、宗信法印の援護を受けて吉水院に行宮を設け,一時居所とした。
後醍醐天皇の死去の後、後村上天皇が後醍醐天皇の像を作って吉水院に奉安した。

明治の神仏分離の際に僧坊・吉水院は廃された。
明治8年(1875年)、その跡を後醍醐天皇を祀る神社として吉水神社に改称し、村社に列した。

後醍醐天皇のほか、源義経や豊臣秀吉ゆかりの地でもあり、多くの文化財が所蔵されている。
本殿は吉水院であったころの護摩堂である。
隣接する書院には、後醍醐天皇の玉間と源義経が潜居したと伝えられる間があり、重要文化財に指定されている。

文化財

重要文化財
書院
色々威腹巻
伝後醍醐天皇宸翰消息

[English Translation]