善峯寺 (Yoshimine-dera Temple)
善峯寺（よしみねでら）は、京都府京都市西京区にある寺院。
山号は西山。
西国三十三箇所第20番札所。
善峰観音宗（天台宗系単立）。
サクラや紅葉の名所になっているとともに境内各所から京都市街、比叡山を一望できる。
起源と歴史
長元2年（1029年）、源算が創建した。
その後、長元7年（1034年）には後一条天皇から「良峯寺」の寺号を賜った。
鎌倉時代初期には慈円が住したことがあり、このころ後鳥羽天皇直筆の寺額を賜ったことによって寺号が善峯寺と改められた。
青蓮院から多くの門跡が入山したため「西山門跡」と呼ばれた。
応仁の乱に巻き込まれて伽藍が消失したのち、江戸時代になってから桂昌院の寄進によって再興された。
文化財
重要文化財
多宝塔
元和 (日本)7年（1621年）に賢弘により再建されたもの。
絹本著色大元帥明王像
天然記念物
遊龍の松
樹齢約600年の五葉松で幹が横に這うように伸びていることからこの名が付けられた。
全長54mあったが、松食い虫の被害により平成6年（1994年）15mあまり切断された。
隣の札所
西国三十三箇所
20 善峯寺 -- 21 穴太寺 -- 22 總持寺 (茨木市)