正伝寺 (Shoden-ji Temple)
正伝寺(しょうでんじ)は、京都市北区 (京都市)西賀茂にある臨済宗南禅寺派の寺である。
山号は吉祥山。
寺号は正伝護国禅寺という。
本尊は釈迦如来。
歴史
1268年、東巌慧安が師の兀庵普寧(ごったんふねい)を開山として烏丸今出川に創建したのがこの寺の始まりとされ、1282年に賀茂社の森経久の援助を受け、現在地に移り寺運は興隆した。
室町時代には天皇家、将軍家の帰依を受けたが、応仁の乱(1467年~1477年)の兵火により衰退した。
豊臣秀吉・徳川家康の援助を受け復興され、江戸時代には塔頭5寺を有していた。
本堂前の枯山水の庭園は小堀遠州作と伝えられている。
文化財
重要文化財
本堂(方丈)
絹本著色兀庵和尚像 靖庵筆 自賛あり
絹本著色兀庵和尚像 自賛あり
方丈障壁画
紙本墨画淡彩山水図 58面(室中、上一之間、上二之間、下二之間)
附紙本著色草花図3面(仏間)、紙本金地著色菓子図4面(下一之間違棚天袋)
東巌和尚蒙古降伏祈祷文 1幅1巻
先聖先賢聖道一徹義 東巌慧安筆
東巌和尚賜号勅書
九条袈裟(田相黄地鳥丸格子文綾 条葉白地牡丹顕紋紗)附白地幸菱文綾袈裟包
九条袈裟(田相白地牡丹文顕紋紗 条葉紺地牡丹顕紋紗)附黄地花唐草文錦袈裟包
所在地
京都府京都市北区西賀茂北鎮守菴町72