仏隆寺 (Butsuryu-ji Temple)
仏隆寺(ぶつりゅうじ)は奈良県宇陀市榛原町 (奈良県)赤埴にある真言宗室生寺派の寺院である。
山号は摩尼山。
本尊は十一面観音
概要
室生寺の南門として極寺と末寺の関係にある。
弘法大師(空海)が唐から持ち帰った最古のお茶を栽培したといわれ、大和茶発祥の地とされる。
彼岸の頃には約200段もの石段の両側をヒガンバナの花が埋め尽くす。
歴史
平安時代前期の嘉祥3年(850年)に弘法大師(空海)の高弟・堅恵(けんね)により創建されたと伝わるが、それ以前に奈良・興福寺の修円が創建したともいわれる。
文化財
石室(重要文化財) - 内部に堅恵の墓と伝えられる五輪の塔がある。
十三重石塔 - 元徳2年(1330年)の銘がある。
仏隆寺のサクラの巨樹(奈良県指定天然記念物)
茶臼 - 空海が唐から持ち帰ったと伝えられる。
アクセス
近鉄大阪線榛原駅から奈良交通バス(上内牧・曽爾村役場前行き)「高井」下車、徒歩約30分