名神大社 (Myojin Taisha)
名神大社(みょうじんたいしゃ)とは、古来より霊験が著しいとされる名神を祀る神社である。
全てが古代社格制度における大社(官幣大社・国幣大社)に列しているので、「名神大社」と呼ばれる。
名神大(みょうじんだい)とも記される。
『延喜式』巻八・九の延喜式神名帳に記載される神社(式内社)2861社3132座のうち、名神大社は224社310座である。
しかし、巻三(臨時祭)に臨時祭にあずかる神社として記載されているのは203社285座で、神名帳にあって臨時祭にない社が21社ある。
このずれについては、神名帳と臨時祭の管轄が違うためとする説や、名神大社に新たに列せられた神社が臨時祭には全て記載されていないためであるとする説がある。
名神大社一覧
「神名帳」は『延喜式』巻八・九「神名帳」記載の社名。
「臨時祭」は巻三「臨時祭」で名神祭に預る神社として記載されている社名。
括弧内は座数で、一座の場合は省略した。
比定社は有力な論社を挙げた。
畿内
東海道
東山道
北陸道
※「越中国射水郡 気多神社」の代わりに射水神社(富山県高岡市)を記載している写本もある。
山陰道
山陽道
南海道
西海道