大寧寺 (Tainei-ji Temple)
大寧寺(たいねいじ)は山口県長門市深川湯本にある曹洞宗の寺院である。
山号は瑞雲山(ずいうんざん)。
住職は前山口県立大学学長の岩田啓靖。
起源と歴史
1410年(応永17年)に周防・長門の守護大名大内教弘が石屋真梁を招聘して創建。
ただし、開基は大内氏一族の鷲頭弘忠説もある。
また、開山は智翁永宗とする説もある。
以降、長門の中心寺院として栄えた。
1466年(文正元年)には政争に疲れて流浪の旅に出ていた元関東管領上杉憲実がこの寺で病死している。
1551年(天文 (元号)20年)に大内義隆が家臣の陶晴賢の謀反に遭い、山口を脱出後にこの寺に逃れたが軍に包囲され自刃。
寺も焼失した(大寧寺の変)。
その後、毛利氏の庇護を受けて再建された。
文化財
大内義隆墓
鷲頭弘忠墓
上杉憲実墓
所在地
山口県長門市深川湯本1074
交通アクセス
西日本旅客鉄道美祢線長門湯本駅から徒歩20分
近隣情報
長門湯本温泉
長門豊川稲荷