小椋神社 (Ogura-jinja Shrine)

小椋神社(おぐらじんじゃ)は滋賀県大津市にある神社。
延喜式神名帳に記載された式内社。

小椋神社、大宮神社、若宮神社、今宮神社、新宮神社の五社が祀られている。

祭神
闇淤加美神⇒小椋神社本殿
伊耶那美命(イザナミ)⇒大宮神社
稚日女命⇒若宮神社
大穴持神(大国主)⇒今宮神社
少彦名神⇒新宮神社

由緒
天安 (日本)2年(858年)の創建と伝えられる。
はじめ文徳天皇の皇子、惟喬親王により大宮神社祀られ、翌年源融により、小椋神社が祀られた。
小椋神社は小椋神社奥宮の滝壺神社より現在の地に移された。
小椋神社はこれより遡ること約200年前、天智天皇の大津京遷都のおりに同行した加太夫仙人という行者が大和国の丹生川上神社から分霊を仰木の地に移し祀った。
その後、延喜2年(902年)若宮神社が、建久元年(1190年)に今宮神社、新宮神社が境内に祀られた。
中世には五社大権現ともよばれ信仰を集めた。
小椋神社の社名はいつしか田所神社となっていたが、昭和20年(1945年)現在の社名に戻された。

祭礼
例祭は5月3日に行われ、仰木祭りと称される。
また、例年雨天が多く神輿の通った後が泥田のようになったため、泥田祭りともよばれる。
平安時代後期に仰木に移り住んだ清和源氏の二代、源満仲公を偲ぶ古式行事が行われ、流鏑馬、五社の神輿が巡幸が行われる。

所在地
滋賀県大津市仰木4-38-55

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