東本願寺 (Higashi Hongan-ji Temple)

東本願寺(ひがしほんがんじ Higashi Hongan-ji)は、京都府京都市下京区にある浄土真宗の仏教寺院。
真宗教団連合(真宗十派)の一つ真宗大谷派の本山で、西本願寺(浄土真宗本願寺派の本山〈正式名称・本願寺〉)と並ぶ浄土真宗の本山である。
正式の寺号は1987年までは「本願寺」、同年以降は「真宗本廟(しんしゅうほんびょう)」。
同じ下京区にある西本願寺と区別するため、「お東さん」と呼ばれることが多い。

概要

(東西に分裂以前の歴史の詳細は本願寺の歴史の項目を参照)

本願寺の第12代教如(光寿)が、徳川家康によって本願寺の東に寺領を与えられ、1602年に本願寺が二つに分かれたとき、教如が開いた。
現在の京都市下京区烏丸七条に位置し、堀川七条に位置する西本願寺の東にあるため、東本願寺と称されるようになった。

1987年には、大谷派と包括・被包括の関係にあった宗教法人としての本願寺が法的に解散され、宗派と一体のものとされた。
以後、東本願寺の正式名称は「真宗本廟」(「本廟」とは、同信同行の門信徒が宗祖親鸞の教えを聞信する根本道場・帰依処としての、親鸞の「はかどころ」の意)となる。
分派した浄土真宗東本願寺派と区別を付け、正当性を主張する意味もある。
⇒お東騒動

江戸時代に4度の火災に遭っており、その火災の多さから「火出し本願寺」とのあだ名もあるほどで、現存建造物の多くはどんどん焼けの後、明治時代期の再建だが、建築・障壁画等は当時の技術の粋を集める。
親鸞聖人像を安置する御影堂は世界最大級の木造建築物である(現在保護屋根に覆われ大修復工事中)。
また、御影堂門は三門三大門の一つである。
親鸞真蹟の『顕浄土真実教行証文類(国宝)』(坂東本)を所蔵。
近接する飛地境内地の渉成園は国の名勝。
現門首は大谷暢顕(浄如)。

文化財

国宝

教行信証 親鸞筆(坂東本)6冊

重要文化財

アクセス

京都市営地下鉄京都市営地下鉄五条駅 (京都市営地下鉄)下車

教育(真宗大谷派学校連合会)

大学

大谷大学

京都光華女子大学

大阪大谷大学

同朋大学

名古屋造形芸術大学

名古屋音楽大学

愛知文教大学

愛知新城大谷大学

[English Translation]