神宮寺 (Jinguji)
神宮寺(じんぐうじ)とは、日本において神仏習合思想に基づいて神社を実質的に運営していた仏教寺院。
起源と歴史
日本に仏教が伝来した飛鳥時代には、神道と仏教はまだ統合される事はなかったが、平安時代になり、仏教が一般にも浸透し始めると、日本古来の宗教である神道との軋轢が生じ、そこから神は仏の仮の姿であるとする神仏習合思想が生まれた。
寺院の中で仏の仮の姿である神(権現)を祀る神社が営まれるようになった。
鎌倉時代、室町時代、江戸時代では、武家の守護神である八幡神自体が「八幡大菩薩」と称されるように神仏習合によるものであったため、幕府や地方領主によって保護され、祈祷寺として栄えた。
しかし、そのために檀越を持たなかったため、明治時代の廃仏毀釈によって、その殆どの寺院が神社に転向したか消滅したりして、急速に数を減らした。
現在は、残存した寺院の住職の努力によって再興されている。
與田寺
- 香川県東かがわ市にある真言宗善通寺派別格本山の旧寺号
地名・駅・その他
大阪府八尾市神宮寺
長野県諏訪市中洲神宮寺
JR奥羽本線神宮寺駅 - 秋田県大仙市
姓
神宮寺